フレンド
「あんたたち邪魔」


依里が近ずいてきてそう言った。


美香も亜矢もあたしたちを睨んでいる。


あたしも愛美も状況が呑み込めなかった。


「早くどけよ!!」


依里はあたしたちに怒鳴り愛美のお腹を


思いっきり蹴った。


「愛美っ大丈夫!?」


「いたっ・・・う・・ん。」


愛美は今にも泣きそうだった。


あたしは依里たちがムカついて


「何してんの!?ふざけないでよ!」


「うぜーよ!いい子ぶってんじゃねーよ!」


依里はそう言ってあたしの頬を叩いた。


「いった・・。」


クラスのみんなは見て見ぬふりをしていた。

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