I have a teacher☆
初めてのキス
保健室に着き、俺はドアをノックして中に入る。

「失礼しまーす・・・って居ないのかぁ」

保健医は居ない。

休みか?

俺は保健室を見渡す。

ふと、カーテンの閉まったベッドを見つけた。

神谷はあそこかな。

俺はベッドまで近づくと、カーテンを掻き分けて中に入った。

やっぱり。

そこには苦しそうに顔を歪めて眠っている神谷がいた。

可愛いんだよなー。

起こしたい・・・。

起こそ。

おれは神谷の寝ているベッドに腰掛ける。

「おーい、神谷さん、大丈夫?」

まずは天然先生のキャラで。

「ん・・・?」

「おい、起きろ」

次は素の俺で。

「はっ!?」

神谷はガバッと起き上った。

「あ、起きた」

「せ・・・っ先生!?」

「何?」

「き・・・っキャラ違っ・・・」

「うん。これは神谷の前だけ」

「は?えっえっと・・・」

ぷっ・・・。戸惑ってる。可愛い可愛い♪

「だから。もう忘れたの?」

「け、けけ今朝の告白でしょうか・・・」

「うん」

「あっあれは・・・」

「本気。本当に一目惚れ。だから俺と付き合って?」

「や、でも・・・。先生は先生でしょ?あたし・・・先生の教え子だよ?」

「だから?」

「へ?」

「教師と生徒である前に、男と女でしょ」

「えっ・・・。ま、まぁそうだけど・・・」

「彼氏?」

「うん・・・」

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