I have a teacher☆
「それでも来る?」

「う゛う゛・・・。でも行く・・・」

「ほんとに平気か?」

「大丈夫」

「了解。じゃぁ、どうする?どっかで待ち合わせでもするか?」

「うん」

「どこがいい?」

「じゃぁ・・・。やっぱ、学校から直接隼人んち行くことにするよ!」

「分かった。じゃぁ4時に校門な?」

「うん」

「じゃ、切るぞ」

「うん。ぁ、ねぇ隼人」

「ん?」

「ごめんね?あたし、すぐ不安になるから・・・それにワガママだし・・・嫌だったら言ってね?」

「大丈夫。京は全然ワガママなんかじゃねぇよ。心配すんな」

「うん・・・ありがと。じゃぁ、おやすみ」

「おやすみ」

隼人との一通りのやり取りを終え、あたしは携帯を切った。

よかったぁぁぁぁー・・・。

隼人に嫌われたのかと思った。

でも、告ってきたのは隼人のほうだし。

浮気とかじゃなくて良かった・・・。

あたし、考え過ぎだなぁ・・・。

【隼人】

マジうぜぇ。

腹立つわ。

なにが”隼人が分かんなくなった”だよ。

ふざけんな。

こういう奴ってマジだりぃー・・・。

「隼人ー!彼女との甘ぁ~い電話は終わったか~?」

「うるせぇ!」

親友の良幸(よしゆき)が俺を呼んだ。

「で?どんな会話してたんだよ」

ニヤニヤしながら京との会話の内容を聞いてくる。

「別れようって言われた」

「は!?なんで!?」

「なーんかもう俺が分かんなくなったんだと」

「へー。お前がねぇ・・・。フラれるとは・・・」

「まだフラれちゃいねーよ」

「え?」

「なんとか思いとどまらせた」

「さすが!俺の隼人ちゅわん♪」

「キショイ!触んな!」
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