千恋 第1部

学校が終わり、家に帰ってきた。

まだまだ暑い9月。

セミの鳴き声も止みそうにない。



今日は塾。

翔也と遊ぶ日が1日だけ減った。


……遊びたかったなぁ…




…翔也と一緒にいたい。

理由はないけど、ただ、翔也の側にいたい…




気がつけば私は、家を飛び出し翔也のもとへ走っていた。
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