千恋 第1部
唯から電話があるなんて珍しい事。


何かあったのか?

とか思いつつ、嬉しい自分…


惚れてんなぁ……





『………はい?』




『…翔也?…私…』


久しぶりに聞く唯の声だった。




その声は、

少し震えていた。




唯…


………泣いてんのか?

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