お嬢様制作中?!
「………。 ど、どうですか??」
恐る恐る、食べた感想を求める
「うん…。」
優しい椿君は、それだけ言って、二口目をスプーンにとってくれた
「まぁ、初めてだしね! これからだよ」
こーちゃんは、笑顔でそう言ってくれた
本当、情けないです…。
「まずいな」
達也はきれいな顔をクシャクシャにしてそう言った
"どうやったら、こんなまずく出来るんだ??"
と、顔に書いてあった
まずかったら…し、死刑なんだったっ!!
どうしよぉ~~~!!!!!!!
「ごめんなさいっ! 自分でも、料理がへたってのは知ってます、だから死刑だけはっ!!!!」
あたしは、必死に頭を下げた
「達也、そんなこと言ったの?」
「王子~! なっちゃんいじめたらだめだよ??」
椿君とこーちゃんがカバーしてくれる