お嬢様制作中?!
達也と目があった
"こいつらどうにかしろ"
目でそう訴えていたけど、あたしは無視して、次の教科の準備をして、席に着いた
すると、
「ねぇ、夏希…あの達也って男と知り合い?」
あたしの前の席の春君が振り向いて話しかけてきた
春君は、頭もよくって、運動もできる、顔もかっこいいし、みんなの憧れだった
「あ~…うん、まぁちょっとね」
「ふ~ん、そうなんだ」
春君は、達也を睨むように見てから、前を向いて座りなおした