気になるアイツ
「危ねー。セーフ!」
「よかったぁぁーっ」
かなりのスピードで自転車をこいでいたせいか、
翔馬はかなり息切れしていた。
ごめん………
なんて思いながら
駐輪場を後にした。
「足、大丈夫?」
「うん、まぁさっきよりかは」
さっきよりかは、足の痛みは消えている。
よかった。
この分だと、明後日くらいには治りそう…。
そして校舎内に入る。
外も暑かったけど
中もじめじめしてて、蒸し暑い…。
「それじゃ、またな!」
「うん、またねー」
翔馬と別れ、あたしは自分の上履きを履いた。