悪魔な天使
駅に着いて切符を買って
ホームで待っていると
〜♪♪♪
電話だ
ディスプレイには−非通知
「はぃもしもし?」
「もしもし。直」
この声…
「…ま…ゅっ?」
「うん。今まで連絡とんなくてごめんね。」
勝手に涙が溢れてくる
「ぅんっ…へいっき。」
嘘。平気じゃない…
ずっと待ってたもん。
「今日来てくれてありがとう」
これってやっぱり…
そういう意味だよね??
「MAYUなんだよね??」
「うんっ黙っててごめん」
「謝らないで。ちょっと気付いてた。」
「そうか〜。直…今幸せ??」
今は…
圭ちゃんがいて翔がいて夢兎がいて繭がいて
…大好きな爽がいて
幸せじゃないはずがない
「うん。幸せだよ??繭は??」
「直が幸せだから繭も幸せ」
繭…。
「ズズッうんっよかったぁ。」
「直泣きすぎだよっ」
「うるさいよっ!繭帰って来てね」
それだけがただ一つの願です。
「うん。」
じゃあね。と言って電話を切った。
いきなり爽が肩を抱き寄せ
「繭とちゃんと話せたな」
そういってニコッと笑う
「うん!」
なんかこういうの…
幸せだな〜