悪魔な天使

「けっ圭ちゃんに許婚の事言ったの?」

変に緊張してる私。


「えっ?あー言ったよ」

「あっそうなんだ。」



変な沈黙。。。

「…ぉぉ。」


遠くから声が聞こえる。

「なんか聞こえねぇ?」
「きっ聞こえる」

−ドドドドド
「えっ何っ?何々?怖い」


私は翔の腕にしがみつく。

「直ーーー!」

えぇぇっ私ぃ?


この声って…

やっぱり、

「圭ちゃんっ」

圭ちゃんが私たちに向かって走ってくる。


「早く!!!!昨日の事話しなさい!!!!」
私の肩をぐらぐら揺らす圭ちゃん。


「けっ圭ちゃんっ痛いよぅ」

「あっごめん。」

パッと手を離す。


「で、詳しく話なさいっ」


私は仕方なく、全部話した

「じゃあ直は爽様好きじゃないの?」

と、圭ちゃんが聞いてくる。

「ぅん好きじゃないよ。」

「だってよ?翔君」

翔?

「ふーん。俺別に興味ないし。」


「コラっ!翔」


「だって本当だし」

分かってたけど、本人に言われると
きついね…


「そうだよねっ今日学校休む。」

「えぇ直?」

圭ちゃんの言葉を無視して私は来た道をまた辿ってく
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