悪魔な天使
「翔?翔はバスケ部入るの?」
答えはわかってるけど、聞いてみる。
「当たり前だろ俺からバスケ取ったら何も無くなる。」
何て言いながら笑ってる。いやぁそのルックスがあれば大丈夫よ。
「やっぱり?翔バスケしか出来ないもんねっ」
「うっせー何もねぇ奴に言われたくねーよ!」
って言いながら舌を出してる。
そんな姿もかっこいい。私、重症?
やっと校門が見えて来た。
すると、
「直ーっ!翔ーっ!」
と、叫び声が聞こえる。
声のほうを見ると…
「おっはよーん」
と、私に抱き着く。
「ちょっ圭ちゃん!」
圭ちゃんこと、
桂木 圭カツラギケイ
すっごい美人で、大学生の彼氏がいます
「直ーっ制服にーあーうー」
って言って抱き着いてくる。イヤイヤ、あんたの方がよっぽど可愛い
「イチャついてねーで行くぞオラッ!」
翔が私の襟を掴み歩き出す。
「ちょっと翔ーやめれぇ」
廊下を歩いていると、
「キャー待って爽様ーっ」
何っ?この悲鳴は…
悲鳴が段々近くなってくる。
私たちの目の前には、
めーちゃくちゃかっこいい男の人が。
「きゃぁぁかっこいいんっ」圭ちゃん。目がハートだよ?