悪魔な天使
HRも終わり下校の時間。
「圭ちゃん帰ろう」
圭ちゃんの元へ行くと…
「直…。おどろかないでね」
すっごい深刻な顔をしている直ちゃん。
「なっなに?」
「翔に彼女できたんだって。」
えっ………。
「直っ本当か解んないからね?」
噂が流れる時点で、そん位仲良くしてるってことじゃん
「別に平気!諦めてたから!」
わざと明るく、でも涙は素直に流れてくる。
−ギュー
「無理するとこ直の悪いとこだよ。」
そう言って抱きしめてくる
「こういう時くらい甘えなよ。」
圭ちゃんはずるい。いつもおちゃらけてるのにこう言うときだけ大人になる。
「うわぁーんっ嫌だよっ嫌だ」
初めて、圭ちゃんにこんな弱いところ見せたね。
しばらくして、
「よく泣いたな!」
そう言ってあたしの頭を撫でる
「ははっごめん。」
「いつでも泣きなさい!よしっかえろ!」
二人で学校を出てあるいていると。
「その彼女って誰?」
「あー隣のクラスの楠波奈」
楠って、女子バスケ部の可愛い子じゃない!!
「そうなんだ。あっ私こっちだから。じゃあね!」
あれっ?家の前に誰かいる