悪魔な天使
しばらくして翔が私から離れる
私は全身の力が抜け、床に座り込む。
「これで同じだ」
同じ??誰と??
全く意味がわかんない。
「わけわかんないんだけど」
「いずれわかるよ。」
そう言って私の頭を撫でる
「ぅーん。」
「直は楠と爽がキスしてんの見てどう思った?」
どう思ったって言われても
「うーん。なんかこの辺がぎゅうって掴まれたみたいに痛かった。」
本当にそれしか覚えてないすぐに逃げて来ちゃったし
「そか。もう自分の部屋もどんな」
そう言って私の背中を押してドアの外にだす。
「えっ!?ちょっしょ」
言い終わる前にドアを閉められた
仕方ないか。もどろ。
部屋に戻ると、楠さんは既にいなかった
部屋に爽と二人きり。さっきの事があったせいでなんか気まずい
「翔と付き合えたの?」
突然の質問にびっくりする
「えっと。わかんない。」
「わかんないってなんだよ」
「だって。付き合おうって言われてないから。」
そう。好きって言われただけ。
「じゃあまだ。良いわけだ?」
そう言って近づいてくる爽。
「はっ!?なにがっ?」