悪魔な天使

着いていかないと後で痛いめ見るだろうな。


「うん。」

真白さんに着いていくと、そこは体育館の裏。


「ねぇ?夢兎に付き纏うのやめてよ」

と、真白さんが怒鳴る

「私付き纏ってないんですけど」

事実だしね。

「ふざけんな!私の夢兎なんだから!近づかないでよ」

負け惜しみってわけ。
本当に迷惑。

「振り向いてくれないからって彼女呼び出すってどういう神経してんの?」

突然どこかから声が聞こえて来た。

−トン

体育館の階段の屋根から夢兎が飛び降りた

「ゆっ夢兎!!」

真っ青な顔をしている真白さん

−ギュー

夢兎は、私の首に腕を回し私を抱き寄せる。

「なーたんが俺に付き纏ってんじゃなくて俺がなーたんにベタ惚れなわけ」

なっなんてこといってんの

「待ってよ!夢兎私の事抱いたじゃない!」

最低。そりゃ真白さんも勘違いすんだろーが

「俺、行為中にお前の名前呼んだか?呼んでねーよな?俺ずーと直って言ってたの気付かなかったわけ?」


えっ?嘘…

「俺はなーたん以外眼中にないの。おわかり?」

真白さんは目に溢れんばかりの涙を溜め

「ひどいよ夢兎…私夢兎の事好きなのに。
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