悪魔な天使
I want Nao from the bottom of my heart
心の底から直が欲しい
「信じてくれた?」
「ゆめ、と?」
嬉しすぎて声が出なくて。涙が出てきて。
夢兎に抱き着いた。
「なーたん?」
心配そうな声で私の名前を呼ぶ
「好き。夢兎が好き」
今気付いた。
翔の好きとは違う。
本当に心の底から夢兎が好き
「なーたん可愛すぎ」
そういってぎゅっと私を抱きしめた。
「可愛くなぃぃ。」
夢兎暖かい。
めちゃくちゃいい匂い。
「なーたん?大丈夫?」
夢兎が私の肩を掴み顔を覗き込む。
「あっぅん!平気ごめん。」
「可愛かったから許す」
そういってにかっと笑う夢兎。
「夢兎のが可愛いもん。」
「男に可愛いはダメでしょ?」
そういって笑ってる。
「直。」
いきなり直って呼ばれて、背筋がピンってなる。
「はっはい?」
「俺と付き合ってください」
真っ直ぐ私を見つめ、そういってくる。
はっ恥ずかしいなぁ
顔が熱い。
「はぃ。お願いします。」
「あーもうやばいっ可愛い!やばい!」
と、言いながら私を抱きしめてくる
「ぐっ苦しいよ。」
しばらく抱き合って。
離れて目があって。
キスをした。