悪魔な天使

MAYU'S STORY


私には5つ離れたお姉ちゃんがいます。

繭姉は私と似ても似つかないべっぴんさん!

凄くモテモテで歌が上手な自慢のお姉ちゃん!!


遡ること4年前。
私がまだ小学6年生ぐらいの頃の話しです


「直ーーー!!!!」

玄関で叫んでる繭姉。

「なにー?」

すごい勢いで走って来てリビングの扉を開け

「聞いて!!私っ私!!」

めちゃめちゃ興奮している繭姉

「繭姉!!落ち着いてー」

「この前やったオーディションあったでしょ??」

あーなんかママともめつつ応募したやつね

「一次予選通過しちゃった」

「うっそー!やったね繭姉!!!!」

一緒になって喜んで、この日が繭姉の笑顔を見た最後の日でした。


二次予選は落ちてしまい、高校卒業と同時に家を出ていってしまいました。


繭姉の事、大好きだったから。いなくなったことがショック過ぎて。


めちゃめちゃ泣いた。
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