悪魔な天使
繭SIDE

最後に直と話したかったなぁ…。

でも、いつまでもこのままじゃいけないんだ!!

絶対有名な歌手になってやるんだ。


「繭さーん始めますよー」

「はーい」

今はオーディションを勝ち抜き、ある事務所で歌手活動を始めています。

初レコーディング

「では、好きなタイミングでどーぞ」

と、プロデューサーさんが言った

「…さよならといった日あなたは笑顔で見送ってくれました。私が別れを告げたのにあなたの事ばかり考えています。貴女が許してくれるなら、もう一度。もう一度私を愛してください」

初作詞。
曲名もう一度…LAST LOVE

家をでたと同時に別れを告げた彼氏に向けた曲

「繭さーん!完璧!!お疲れ様〜」

と、プロデューサさんが私に笑顔を向けた


「あっありがとうございます!!」

私は深く一礼してレコーディング室からでた


売れるかなぁとかそういうのよりも、達成感がヤバイ

その日スキップをして家に帰った
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