悪魔な天使
「俺…直が好きだ。」
なんでか直はめちゃめちゃ泣いてる。
「俺っ変な事言った?」
直はブンブンと首を横に振る
「じゃあ…」
「私にも喋らせて!!」
いきなり叫ぶ直
「今日爽が出て行ったの知ってなんか泣いてて。
夢兎にお見合い行ったって聞いてもっと泣いてた」
直めちゃめちゃ泣いてんじゃん。
うわー抱きしめてぇ…
「夢兎に直は爽の事好きなんだよって言われて別れようって言われて
なんかずるい女だけど私爽が好きみたいです。」
涙でぐちゃぐちゃになった顔で笑ってる直。
気がついたら勝手に体が動いてて
直を抱きしめた
「ちょっ爽!!」
「まじでずりぃんだよ。」
ずる過ぎんだろ!!焦らしに焦らして。
最後こんな可愛い告白しやがって!!
「ごめん。」
と、直が謝ってる
「別にいい」
俺はそっと直を離し見つめる。
「目赤!!」
泣きすぎたせいだろう。めちゃくちゃ目が赤い
「煩い!!」
「直のが煩い。」
「なっ!!そ…」
俺は直の口を塞ぐ
勿論口で!
今回はすぐ離す。理由は
「直。直からキスして」
「はあぁ?無理だよ!!」
と、暴れてる直
「直落ち着け」