悪魔な天使

「やっと現したか。」

はぁとため息をついて直から晴香を剥がす


「つまんねーな帰って君のはえーよ」

と、つまんなそうな顔をしている。

「お前…帰れ。」

「その予定。じゃね直!!次は本気で襲っちゃうぞ」


直にウインクをして部屋から出ていった。


「なっなんだあれ。」

直は未だにベットに横になったまま晴香が出ていったドアを見ている。


「お前馬鹿じゃねーの??俺の弟があんないい子なわけねーだろ」

「でもぉ」

段々涙目になっていく直。
俺はそっと直を抱きしめる
「恐かったよぅ。」
ぎゅっと俺の服を掴みながら言う直。


ヤバイでしょ可愛いでしょ普通に。

「直は騙されやす過ぎ!!」

「そんな事ないもん!!」

なくないでしょ。

確かに晴香に騙される女は多い。


「はいはい。」

といって直の頭を撫でる

「爽なんか優しくない??」

俺の胸に頬を付けたまま聞いてくる直

「彼女に優しくすんのは当たり前じゃない??」

そういうと

「かっ彼女!?恥ずかしい事言うな」

と言いながらバシバシと俺の胸を叩く


こういうとこ可愛すぎる。
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