波乱LOVE■番外編2■~俺様悪魔をフッた場合~
「乳もんだり、チューしたりして悪かったな。俺はお前のこと憎くていじめてたんとちゃうから。まぁ、今となってはそんなことどーでもええけど」
立ち上がろうとした大雅。
離れた手を私が握り返す。
「だからぁ~!ややこしいことすんなや!! お前から逃げたんやから」
「ごめ…… ごめん。大雅ぁぁ。学校やめんといて…… お願いやから」
しゃがみ込んでた。
大雅の手にすがりついて、号泣する私。
困ってる?
大雅、ごめん。
わけわからんよな。
大雅を選ばんかったんは、私やのに。
去っていくってわかったからって、今さらこんなこと言うなんて勝手やと思うけど……
でも、どうしても伝えやなあかんねん。
「す…… き やねん」
「は……?」