ようこそ!秘密の第5校舎へ!


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「姫乃様、今日は生徒会長が第5校舎に来るそうです。」

「え。ダルイ……。」

準太から聞いた台詞に対し、姫乃は憂鬱そうに、鬱陶しそうにため息をはいた。

今は放課後である。
執事科は絶賛活動中だ。

「なんで来るの?いつも放置してるのに。と言ってもまだ、4月だし。執事科に来て3週間だけど。」

「それを自分に言われましてもですね…。」

少し不機嫌な姫乃に対して、準太は苦笑して言った。

「今日のおやつは何作ればいいんスか?」

ダルそうにエプロンをつけた一縷が来た。
一縷はこれでも、料理が蔵に負けず劣らず上手だったりする。



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