ようこそ!秘密の第5校舎へ!


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「蘭崎様、こちらへどうぞ。」

蔵は笑顔で言った。

「……陰森、行くぞ。」

「いえ、自分はここでお待ちしています。」

「空気などよまなくていい。早く来い。」

陰森にとっては、空気を読んだ行動だったのだが、蘭崎に言われては仕方がない。
蔵に案内される蘭崎の後ろについて行った。

(蘭崎様っていつも遥くんを連れてますよね…)

蔵は歩きながらそう思っていた。まぁ、もっともなことなのだが。

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