ようこそ!秘密の第5校舎へ!


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「…こんにちは。蘭崎先輩、何か用があっていらっしゃったのですか?」

蘭崎が部屋に入ってすぐに、姫乃は言った。それも、かなり微笑んで。

蘭崎はもっとも厄介な相手なのだ。

「………。」

「蘭崎様?どうかなさいましたか?」


そう言って、姫乃は蘭崎の顔をのぞきこむ。

ドキッ

心拍数が早くなる気がした。

二人共、だ。



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