ようこそ!秘密の第5校舎へ!


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「姫乃、今日も朝からにぎやかですね。あと、睦月くんと日横くんもおはようございます。」

教室に行くと、真っ先に姫乃の親友の皐月楓花(サツキフウカ)が言った。

彼女は家元の次期当主である。ちなみに、性格は姫乃と全く異なる。
あと、第5校舎と執事科のことを知っている。

「おはよっ。楓花!」

「おはよーさん。」

「おはよ。」

3人は次々とあいさつをした。
姫乃と一緒にいる二人はもちろん執事科の人だ。

一人は白樺睦月(シラカバムツキ)という。音楽関係にとても優れており、姫乃と同じクラス。

もう一人は日横一縷(ヒオウイチル)という。名字を「ひよこ」と誰かが間違えて呼んでしまって以来、「ピヨ」というあだ名がついてしまった。
もちろん、姫乃と同じクラスである。

「ほれ、そこ。お前ら着席しな。」

担任の古樫烈(コガシレツ)がやって来て言った。
まだ若く、人気の教師だ。顔がいいせいもあるかもしれない。
担当教科は社会で執事科の副責任者をしている。

仕方なく、姫乃達は席に着いた。

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