運命〜キミがスキ〜
─ドンっ!!
「いったあーっ」
「ごめんっ!!!」
「あ〜…大丈夫ですょ」
「本当にごめんね!」
あたしは知らない
男の子とぶつかって
しまった。
その男の子は
両手を合わせて
本当に申し訳なさそうに
謝ってきたんだ。
「美希〜!大丈夫!?」
どうやら佳奈はさっきの
あたしたちのやりとりを
見ていたようだ。
「ってか、さっきの人
スッゴいかっこよかったん
ですけど〜★」
そう。これが一応
あたしたちの出逢いだったんだ。