POP☆BEAT
艶々と、輝きを放つエナメルバッグさえも
カッコよく見える。



「すごかったっ! 実は凄い人だったんですね
……っ!」

「実は……? 語弊がある気がするんだけど」


くくっ、喉の奥を鳴らして笑う。

たったそれだけの行為なのに、ダンスを見て
から、篠原歩夢に対する見方が変わった。



まるで、「恋」してるような見方に。



「じゃ、行くか……。話したいことあるし
カフェ入ろう」

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