POP☆BEAT
暫く、メニューに目を通していると
雑誌を何冊か持った篠原歩夢が現れた。


「ごめんな、遅くなって。探すのに手間
取った」


そう言いながら、あたしに見せたのは
ダンス雑誌。


それも、あたしがスランプになる前の
最高期の時期の物。




「まず。お前、何で俺がお前の事知ってたか
分かるか?」

「……小さい頃、喋ったとか?」

「ま、それもあるけど……コレなんだよ」


コーラを一口口に流すと、篠原歩夢は
一つの雑誌のページを捲ってあたしに見せた。


「……あっ」


< 33 / 91 >

この作品をシェア

pagetop