POP☆BEAT
「ハハハハハッ! も、妄想大爆発!
俺が不良っ!? ありえねーっ!」


あ、歩夢……?


狂ったように、壊れたように腹を
抱えて大爆笑をする高校生男子。


周りから見れば、おかしなヤツなのかも。



少し、恥ずかしくなった。


「ありえねーよ。俺には、ダンスしか
ないしなっ」



意外と真っ直ぐな、歩夢になんだか申し訳
無い気持ちが湧いて来た。


疑ってごめん。


この言葉は心の中に仕舞って、あたしは
バイクの後ろの席に跨った。
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