POP☆BEAT
「マジ勘弁してよー。心臓に来るだろっ」

「何で」



歩波(先輩)が、空気を緩くしてくれた
お陰か、一瞬走った変な空気は消えた。



あたしは、どうすればいいんだろう。




兄弟で、口論になっている所を見ながら
とりあえず歩波(先輩)に話しかける。



「歩波。先輩以外で、何って呼んでほしい?」

「先輩は、最初から無しなのかよ」


呆れた表情で、こっちを一瞬見ると少しだけ
考え込み、ニヤリと笑った。


「じゃ、‘ナミくん’?」

「は?」

「ナミ先輩は?」

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