POP☆BEAT
もしこの様子を、歩夢やナミ先輩に憧れる
女の子や男の子が見たら、どう思うのかな。



でも、イメージとは違うけどこっちの方が
生き生きしててカッコイイと思う。


でも、好きとかじゃないと思うけど!


「あ」


急に言葉を発した歩夢の先には、マナーモー
ドで震えているあたしの携帯があった。


「っと……。ちょっとゴメン」


震える携帯を急いで開けて、画面も見ずに
通話ボタンを押した。


『ユーリ!? あんた、今どこに居るの!?』


耳を劈くような、大きな声。
あたしは、反射的に耳を塞いだ。


「知り合いの家だけど……」


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