プラチナの誘惑
③
朝、昴の体に包まれている自分に気づいたけれど。
男の隣で裸で眠るなんて初めてで…。
恥ずかしさがじわじわと膨らんで、同じくらいにどうしたらいいんだろうって混乱したまま…。
とりあえず目をぎゅっと閉じてそのまま。
寝たふりなんてしても、いつかは起きなきゃいけないし…恥ずかしくても昴と向かい合わなきゃいけないのはわかってるけど…。
この歳まで誰にも許した事のない肌を全て見られて、自分でも知らなかった身体の奥に印をつけるような熱さを深く深くに感じて…。
喘ぐ声を抑えられなかった。
初めてだって告げた時の緩んだ表情は優しくて、その事だけで…。
昴の腕に抱かれるままに
触れられるままに
何の不安もなく…痛みに顔を歪めて。
昴と一つになった。