プラチナの誘惑
「入るの初めてです…」
「そうなの?私は本社に来たらいつもここの定食食べてるのよ。
煮物も味噌汁もおいしくて、オススメよ」
席に着いたあと、慣れたように注文する逢坂さんと同じ『生姜焼き定食』
を頼んで一息。
際限なく続いていた会議の名残か、疲れが思わずため息となって出てしまう。
横で笑う逢坂さんの声に気づいて恥ずかしくなった…。
「引き継ぎやら何やらで忙しいだろうけど、会社を辞めるわけじゃないんだし、異動した後でもフォローはできるから大丈夫大丈夫」
軽く励ましてくれる逢坂さんは、にっこり笑うと
「営業部に来た後も、戸惑う事多いと思うけど、きっと楽しめると思うから。
…まぁ、休みは不規則になるけどね。
昴が文句言いそうだな…」
「え…?」
「あ、何でもないよ。
あまりからかうと昴に叱られるしね…」
ふふんと肩をすくめた逢坂さん。
昴とは長い付き合いだから…何か察してくれてるような。
昴に直接追及したのかもしれない。
夜中に二人で逢坂さんの家に上がってしまったし…。
「そうなの?私は本社に来たらいつもここの定食食べてるのよ。
煮物も味噌汁もおいしくて、オススメよ」
席に着いたあと、慣れたように注文する逢坂さんと同じ『生姜焼き定食』
を頼んで一息。
際限なく続いていた会議の名残か、疲れが思わずため息となって出てしまう。
横で笑う逢坂さんの声に気づいて恥ずかしくなった…。
「引き継ぎやら何やらで忙しいだろうけど、会社を辞めるわけじゃないんだし、異動した後でもフォローはできるから大丈夫大丈夫」
軽く励ましてくれる逢坂さんは、にっこり笑うと
「営業部に来た後も、戸惑う事多いと思うけど、きっと楽しめると思うから。
…まぁ、休みは不規則になるけどね。
昴が文句言いそうだな…」
「え…?」
「あ、何でもないよ。
あまりからかうと昴に叱られるしね…」
ふふんと肩をすくめた逢坂さん。
昴とは長い付き合いだから…何か察してくれてるような。
昴に直接追及したのかもしれない。
夜中に二人で逢坂さんの家に上がってしまったし…。