プラチナの誘惑
俯いて味のしない定食を黙々と食べてると、
カシャ
と音が聞こえた。
え…写真?
顔を上げると、携帯のカメラで私を撮ってにっこり笑っている逢坂さんと目が合った。
「何してるんですか…!」
慌てて両手で顔を隠しても、とっくに写真を撮られていて、逢坂さんは笑顔のまま携帯をいじっている…。
「逢坂さん…?」
「あ…ちょっと待って…と、送信っ」
にやりと笑ってる逢坂さんは、
「『待受画面にどうぞ』って送ったから。会社に戻ったら昴の携帯見てね」
顔いっぱいで楽しそうに話す逢坂さんは、手に持っていた携帯の画面を
じゃんっと私の目の前に…。
「かわいく撮れたでしょ。昴も惚れ直すね…」
うんうんと頷く逢坂さんの携帯に写っているのは、伏し目がちに俯いている私の顔。
それも、かなりのアップ。
「うわっ…」
驚いて、手に持っていた箸を落としそうになるのをかろうじて堪えて。
それでも暴れる鼓動を鎮める事はできない。
カシャ
と音が聞こえた。
え…写真?
顔を上げると、携帯のカメラで私を撮ってにっこり笑っている逢坂さんと目が合った。
「何してるんですか…!」
慌てて両手で顔を隠しても、とっくに写真を撮られていて、逢坂さんは笑顔のまま携帯をいじっている…。
「逢坂さん…?」
「あ…ちょっと待って…と、送信っ」
にやりと笑ってる逢坂さんは、
「『待受画面にどうぞ』って送ったから。会社に戻ったら昴の携帯見てね」
顔いっぱいで楽しそうに話す逢坂さんは、手に持っていた携帯の画面を
じゃんっと私の目の前に…。
「かわいく撮れたでしょ。昴も惚れ直すね…」
うんうんと頷く逢坂さんの携帯に写っているのは、伏し目がちに俯いている私の顔。
それも、かなりのアップ。
「うわっ…」
驚いて、手に持っていた箸を落としそうになるのをかろうじて堪えて。
それでも暴れる鼓動を鎮める事はできない。