涼×蘭
「そういえば、申込の〆切っていつなの? そんなに先の話じゃないよね?」

「……明後日」

「えっ、ごめん涼、俺聞き取れなかった」

「明後日だな!」

もう何もかも吹っ切れた素晴らしい笑顔で残酷な事を告げる。これが……悪魔!

「ちょっ、え?! それって明後日までに書かなきゃいけないってこと?」

「そうだろ」

何を当たり前の事を言っているんだと言いたげな二人だが、俺は生徒会に入る気なんて無かったんだからね!?

「無理無理無理無理無理無理無理無理無理!! 俺、絶対書けない!!」

「ふん。これだから凡人は困るんだ」

「分かった。俺が手伝ってやるから。無理にひきこんだの俺だし……」

「本当に!?」

「もちろん」
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