涼×蘭
「説得力ねー……」

蘭の目に涙溜まってるもん。

「に"ー……」

「泣くなって。な?」

涼が蘭の頭をぽんぽんってやる。

「ふに"」

涼の手おっきいし……。

「なぁ玲」

「あ?」

原が玲に小声でこっそり耳打ちした。

「剣ヶ峰って絶対、涼のこと好きだよなー」

「えっ!?」

「あいつらくっつけてみたくねぇ?」

「でもよー涼の気持ち分かんねぇじゃん?」

もしかしたら凡人のこと好きじゃないかもしれない。

「たぶん涼も剣ヶ峰のこと好きだぜ?」

「ぶっ?!」

それもびっくりだ。

両想いか……。
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