涼×蘭
「涼が叔父さんに襲われてるのは知っていますよね?」

鷹は涼の隣に腰掛け、涼の頭を優しく撫でる。
それはまるで母のように……。

「はい」

「小学生で初めて襲われた時も俺のとこに来たんです……」

髪が顔にかかって表情は見えないが、声のトーンはあまり変わらない。

「必死な顔で泣き付かれて、可愛かったんです」
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