涼×蘭
涼はものスゴく眠そうな顔をしながらもなんとなく起きなきゃとは思っているらしくしきりに眼を擦っている。

あぁッ!Σ( ̄□ ̄;)
睫毛長いんだから!
睫毛が眼に入っちゃう!

「涼、おはよ」

「……あ゛?」

え……? 恐っ!

眼を擦っていた涼は何処へ……?

そんな風に焦っていると玲が俺にコッソリ耳打してきた。

「凡人馬鹿か? 涼はものすごい低血圧な上に寝起きは……最悪だ」

「うそ?! あんなに完璧な涼が!?」

「人には何かしら欠点があるだろ?」

「まぁ……」

どうやらこのコッソリ話すのが涼の神経を逆撫でしたらしい……。

「おまえら何の話してんの?」

魔性の微笑みで聞いてくる涼。
綺麗です

「もしかしてできちゃった系?」

いやいや……違いますから。低血圧の寝起き最悪ってすげーね、いつもの涼ならこんなこと言わないよ。
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