涼×蘭
「いや……あのですね! 涼……そう! 涼を探して三千……違った……涼を探してかくれんぼ? みたいなかんじです!」

蘭ってこんなキャラだったっけ……?


ちなみに当の涼はまた寝ている。

「……かくれんぼ……?」

「はい!」

「……してるのか?」

「は……いや……俺が勝手に」

「そ……」

大翔は涼の頭を優しく撫でる。

「……」

やっぱ涼のこと好きなのかな……。

「言っとくが……」

「へ?」

「俺は……涼に恋愛感情を抱いてない」

「……はへ?」

今度は蘭がまぬけな声を出した。いや……いつもまぬけだけどさ。

「な……何を……?」
< 233 / 766 >

この作品をシェア

pagetop