涼×蘭
関係ない……?

「か……関係あるもん!」

「ねぇよ」

「ある!」

「ねぇっつったらねぇんだよ!」

「ある! 俺恋人でしょ!?」

もう見てらんないし……。

「偽物のくせに……」

いきなり椅子が倒れる音がして、びっくりして蘭の方を見れば、蘭が立っている。
椅子が倒れて……

「俺が……」

「何……?」

「俺が偽恋人だから話せないって言うんだったら……」

「だったら……?」

いつまでも涼のおかしい姿を見続けるのだったら……。

いつまでも涼の近くに寄れないんだったら。

もういっそのこと……。











「俺が涼の本当の恋人になる」

その姿はPM2:00の日に照らされて……。

とても素敵で……。

蘭なのにね。
< 238 / 766 >

この作品をシェア

pagetop