涼×蘭
「蘭が……?」

「うん」

「俺の……?」

「……恋人になる。」

今じゃ蘭は椅子の上に正座をしている。

そして顔が赤い。
恥ずかしかったようだ。

「冗談……」

「冗談じゃないよ! 俺本当に涼が好きなんだから!!」

「……マジ?」

「ホント!!」

「気が動転してるんじゃなくて……?」

「マジ!! 俺は涼が好きなの!!」

嘘じゃないよ。

ホントだよ。



好きな人がいるのは知ってるけど……涼がおかしくなるのを見たくない。

理由を教えて……?

好きな人がいるのは知ってるから……。

「ら……ん……?」
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