涼×蘭
「あー、えーと……俺ら邪魔だった?」

蘭が半泣き状態で玲に勉強を教えてもらっているのを見た耀がただならぬ雰囲気を感じて言った。

「あ、お帰りなさい皆さん」

「た……ただいま?」

玲は全く気にしていないようだが……。

「うぅっ……」

「剣ヶ峰は何してんさ……?」

「し……宿題です!」

必死必死もうすっげ必死。

「何だ授業中に終わらなかったのか……?」

「あーうーんと……」

「居眠りしてやがったんだよこの凡人」

「……自業自得だな?」

な……そんななんとも言えない美しい顔で言わないで……!!
俺泣いちゃう。いや、もう半泣きだけど……。
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