涼×蘭
「お腹減った……」

「……いつもだろ」

「だってもう夜の七時だよー」

「あー……たしかに」

「俺も腹減った……」

「ですね……夕飯食べますか?」

一応育ち盛りの十代が四人(涼を入れれば五人。鷹も十代だからね)お腹がすいているというのは少しばかり可哀相な場面だ。

「はい!」

「返事すんの早っ! 悩めよ!」

「お腹減ったんだもん!」

ご飯のことは行動が早い。

「はいはい……」

原には適当に流される。

「じゃぁ涼起こしてきてくださいな」

「え!?」

寝起きの涼怖いじゃん!

「起こしてきてくれますよね?」

「……はい」

……鷹さんのが怖かった。
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