涼×蘭
「お前呑み込み遅っ!」

「だってー!!」

只今終わったページ数は十ページ。あと半分……。

「ね? 大変でしょー?」

「大変どころか教えるのが面倒になってくる……」

「……いつ終わるんさ? 剣ヶ峰のやつ……」

あまりに遅すぎて、剣ヶ峰の頭の構造が気になってしまう。

「分からないでふ……」

「……」

やっぱり大翔は無言。
話しても無駄だ、と考えたのか……違うのか……。

「……まぁそれでも朱牡丹君が教えてるから解くのは早くなってるよね?」

「当然です」

「うぅ……」
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