涼×蘭
襖を物凄い勢いで開けて入ってきたのはブリオーニのスーツをビシッと着こなし、涼や鷹と並んでも一切見劣りしなそうなほど綺麗な男の人。見た目は三十代後半って感じ?

「あれ? 父様?」

「父様っ?!」

この人がお医者さん!?

「涼、居た……部屋行ったらいないからびっくりした……涼と鷹はパパが居なくて寂しかった? だよね! 俺も寂しかった! ってあれっ!? 友達来てんじゃん! 誰?」

この人涼達が答えてないのに納得してるぅ……。涼も鷹さんも問いかけには一切返答をしていない。

「あー……はじめまして、剣ヶ峰蘭です」

「ん? 涼の友達? あっ、ごめーん涼の恋人だった?」

テンションたけー……。

ん? 待て……?

「恋人ぉぉ!?」

あなたはあれですか。
同性愛を認めるかんじですかw

「え? 違う?! そうっしょ!」

「えーっと……」

違くはないんだけど……なんつーか、実感湧かないしなぁ……。
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