涼×蘭
「凡人、これから一ヶ月は生徒会室掃除生活だな……」

そう……涼の言ってたお仕置きとは、問題を一回ミスるごとに生徒会室掃除一日。一人で。

全くうれしくない……。しかもコレ、神無月先輩と凉が一緒に、楽しそうに考えてた。憎らし……そして今現在、三十日分溜まった……。

「あ、また間違えた」

「おー」

「ここまで来ると剣ヶ峰も神さ」

俺はいったい何の神になれますか。

「バスケ部……」

「おっサンキュ」

「こっちもサッカー部の終わりました」

皆は先程行ってきた部活についてまとめてるらしい……。

おれ達は、というと……。

「だーかーらーそれが定義なの!」

「うーん……何で? 納得いかない……」

「あ゛ーっもう! 納得しろー!!」

涼が頭を抱えて叫びだす。学年一、頭の良い奴がこんなんだと知ったら先生はどんな反応をするんだろう(笑)

「朱牡丹君どんまいだよね……」

「よく剣ヶ峰特進入れたさ……」

「気の迷いだ……」

もちろん"先生の"気の迷い。

「言うねぇ……大翔」

「……」
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