涼×蘭
「あ゙ーっ!? 凡人がいる! 何で?!」

玲が涼の家に来て早々の一言がこれ。やっぱりうるさい……。

「遊びに来たんだよ!」

玲がふん、と鼻で笑いこう言った。

「凡人のくせに?」

「に゙ゃーっ!? 凡人じゃないもん! 蘭だもん!!」

蘭のあまりの馬鹿ぶりに腕の中の猫が呆れたような顔をしている。

「……うるさい」

「……っせぇな」

「に゙……」

「う……」

大翔からは冷静に、鷹からは半ギレ状態で一言言われては黙るしかない。

そして大翔は蘭の腕から猫を取り出した。

「昨日ぶりだな……」

猫が、鳴く。

蘭より大翔の方がスゴいかも……。
< 467 / 766 >

この作品をシェア

pagetop