涼×蘭
「鷹さんって……今、いくつですか?」

これは、聞いても構わないよな?

「いくつに見えます?」

「……二十五?」

失礼な話だがとても十代には見えない……。

「……二十五、ですか?」

「はい」

あ、でもよくよく考えたら去年卒業してるのか……。

「残念でしたね、まだ十九なんです。……大翔なら分かるかと思っていたのですが」

「……」

ごめんなさい、六歳も上の年を言ってしまいました……失礼すぎる。

というか、鷹さんの口からすんなりと「大翔」という単語が出てきた。切り替え早い人だ。

「大丈夫ですよ。よく二十代後半に見られますから」

あぁ……、成る程。

「……老け顔なん「大人っぽい、と言っていただけますかね?」

「……はい」
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