涼×蘭
「鷹さんこんにちはー!!」

「こんにちは。本当に朝っぱらから煩いですね」

「元気だけが取り柄ですから!」

……もしかしてこの馬鹿は俺の言葉を褒め言葉と受け取ったのか!?

「あれ? 鷹さんだけですか?」

「ていうか鷹さんの脚にしがみ付いてるガキは誰……?」

「もしかして鷹さんの子供……」

「失敬な。この忌まわしきガキは涼です」

馬鹿の考えにはついていけない……。

「えっ、間違いないんですか……?」

「えぇ。ね? 涼」

「ねー?」

鷹の脚からひょっこりと顔を出して、鷹に『ねー?』ってする涼(ショタ)はすっごく……。

「なんか可愛いくなっちゃったな……」

「ガキ! 今いくつだ」

もはや喧嘩腰の原。子供相手に何してんですか……。

「ガキじゃないもん!! 涼だもん!! それにもう四さいだもんガキじゃないよ!?」

ガキだろ……。
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