涼×蘭
このショタ涼には四歳の時以降の記憶は全く無いらしい。

蘭たちのことをすっかり忘れている。

そして今、涼は鷹さんと手を繋いでいる。あの涼の子供時代は女の子みたいに可愛いんだなぁー……。

「ねぇねぇ
たかさんって おれの ともだち?」

「俺は……うーん……涼の主人ですねぇ」

「え? ちょ、鷹さん何教えてるんですか?!」

「何ですか。幼い涼に躾を。と思っただけで……」

「鷹さん!」

「何ですか疎ましい……軽い冗談じゃないですか」

冗談じゃなさそうだから止めたんです……。

「たかさん おれの しゅじん なの?」

「違います。涼のお友達ですよ」

「じゃぁさーじゃぁさーぁ
あのひとたちだれー?」

「涼のお友達ですよ」

「ともだち……?」

「えぇ。友達」

と言う鷹の言葉を聞いた涼は蘭たちを見て目を大きく見開き鷹に聞いた。

「え?!
あのちっちゃいのも?!
あのでっかいのも?!」

ちょw
鷹さんは良いのに俺たちの何が気に入らないんだ。

「そうですよ? あの馬鹿そうなのも、特徴が無いのも、ホストみたいなのも、皆涼のお友達です」

「ちょ……鷹さん!?」

咎めなくても蘭は馬鹿でしょう?

「ホストみたいって何だよ……」

おやおや、鷹の方がホストだろ……みたいな顔をなされましても……。

「と……特徴が無い……」

的を得過ぎましたでしょうか?

「何か異議が?」

皆当っているでしょう?
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