涼×蘭
「おい。馬鹿猫」

「え゙? 俺……?」

「薫以外に馬鹿な猫は居ないだろ」

「俺人間なんだけど……?」

「よくその辺で奇声発してんじゃん」

「に゙……」

ほら、奇声発した。

「コーヒーいれてよ」

「言うの遅いよー。ちょうどコーヒー一人分いれたとこなのにー!!」

「ちょうど良いタイミングじゃん。俺そのコーヒー持ってくわ」

「に゙ゃーっ!!? これは俺のお客さん用なの!!」

「じゃぁ、コーヒーいれてよ?」

「に゙ぃー」

蘭は折れるのが早い。渋々、輝のコーヒーを用意し始めた。

「あとは注ぐだけだから稀さんがやってよね!」

「おう、サンキュ」

口調は怒っているが表情が怒ってないあたり、剣ヶ峰はコーヒーをいれるのを面倒だと思ってないようだが……?
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